お店

コンビニを独断と偏見で仕分けする

コンビニには「ちょっと寄るだけ」のつもりで入る。で、レジに並ぶころには、手にはプリンと、なぜか単三電池がある。

そんなコンビニを、横を「ごはんが強いか、おやつが強いか」、縦を「どこにでもあるか、見つけたらラッキーか」にして、10チェーン勝手に並べてみた。

勝手に地図

店舗数や売上を調べて並べたわけじゃなくて、店に入ったときの印象と、見かける頻度の体感で置いています。味や品質の良し悪しとは関係ありません。

セブン-イレブン

日本の1号店は1974年の東京・豊洲。いまや、家を出て最初に目に入るコンビニがここ、という人はかなり多いと思う。

おにぎりもお弁当も、だいたい外さない。外さなすぎて、新商品を探すつもりで入ったのに、結局いつもと同じものを手に取って出てくる。冒険させてくれないのが、このお店のいちばんの罪な気がする。

道を挟んで向かい合わせにセブンが二軒ある景色を見ると、もう何と戦っているのかよくわからない。

ファミリーマート

店に入った瞬間のあの音楽。頭の中で、ドアが開くたびに勝手に鳴る。

ファミチキを買うつもりのなかった人に、レジ横でファミチキを買わせる力がある。揚げ物のケースの前で一度でも立ち止まったら、もう負け。ごはんの側に置いたのは、たぶん八割くらいファミチキのせい。

ローソン

青い看板。からあげクンとロールケーキで、しょっぱいと甘いの両方を握っている。

おやつ寄りに置いたのは、スイーツの新作が出るたびに「ローソンのあれ食べた?」と話題になる印象があるから。コンビニスイーツを本気で語る人の口から、いちばんよく出てくる名前な気がする。夜十時に寄ってしまうのも、たぶんここ。

ナチュラルローソン

同じローソンなのに、急に意識が高くなる。

ナッツやグラノーラが並んでいて、からだに良さそうなものを選んでいるだけで、自分までちょっと良い人になった気がする。その帰りに、普通のローソンでからあげクンを買う。そういう人、いるよね。

ローソンストア100

100円の値札が目立っていて、それだけで少し強気になれるお店。

野菜や卵まで置いてあって、コンビニなのにスーパーの顔をしている。安さにつられてカゴに入れていくうちに、気づけばレジで普通のコンビニより高くなっている。それはもう、お店のせいじゃない。

ミニストップ

コンビニなのに、ソフトクリームの店だと思っている人は多いと思う。

夏になると、ハロハロのために遠回りする人がいる。そもそも何を買いに来たのかを忘れて、カップを片手に店を出る。ここまでおやつに振り切っているコンビニは、ほかにない。地図の右下は、迷わずここ。

デイリーヤマザキ

パンの会社のコンビニ。店の中でパンを焼いているお店があって、入った瞬間の匂いがほかのコンビニと全然違う。

ただ、見かける場所が読めない。ある町にはあるのに、隣の町にはない。デイリーヤマザキを見つけた日は、パンを買う予定がなくても、なぜか少し得をした気分になる。

ニューデイズ

JR東日本の駅の中にあるコンビニ。

電車に乗る前の三分間に、水と、のど飴。ここは「さっと買う」ことに命をかけている気がする。ゆっくり選ぶ人はたぶんいないし、ゆっくり選ばせてくれる広さもない。ホームに電車が入ってくる音が、いちばんの急かし役。

セイコーマート

北海道でおなじみのコンビニ。

店の中で作ったカツ丼や焼きそばが、湯気を立てて並んでいる。旅行で北海道に行った人が、観光地より先にここの話をして帰ってくることがある。本州でも見かけることはあるけど、見つけたらたぶん写真を撮る。地図の左下は、もうこの店のための場所。

ポプラ

広島生まれのコンビニで、お弁当のご飯をお店でよそってくれる、という印象が強い。

炊きたてのご飯が出てくるコンビニって、それだけでずるい。ただ、ポプラの看板を最後に見たのがいつだったか思い出せない人も多そう。だからこそ、見つけた日はちょっと嬉しい。

まとめ

並べてみると、コンビニは「どこにでもある」ほうがえらいわけでも、「見つけたらラッキー」のほうが楽しいわけでもない。結局、家からいちばん近い一軒が、その人にとっての最強のコンビニなんだと思う。

この記事を書いているあいだ、ずっとからあげクンのことを考えていた。それがローソンの勝ちなのかどうかは、まだ決めていない。

※この記事は個人の独断と偏見です